成人式はとてもおもしろいイベントなので出席するべき

成人式に行ってきた。少し暗い内容になったが、全体としてはとても面白かったし、久々に心から笑ったのでみんな成人式には行くべき。


式場には多くの顔なじみがいた。中学の同級生から、小学校からの幼なじみまで、多くの旧友と再開をした。女友達は本当に美人になっていた人が多く、男友達は変わっていないという印象だった。式といっても、市長などの話の最中でも皆談笑をしているので、堅苦しい雰囲気ではなかった。例のごとく、オレンジと紫の袴軍団が途中入場してきて、壇上に登ってクラッカーなどをならしていた。みんな特に気にせずに式に臨んでいたし、僕はその様子をtwitterに書き込んだりしていた。会場では中学の頃の先生方からのビデオレターが流れたりしたが、中学の頃の担任の教師からは嫌な思いをさせられたことがあり、僕の性格を著しく歪めた張本人であるので、少し嫌な気分になった。ビデオレターが流れてすぐに退席をし、抽選会になって席にもどった。


抽選会というものがあり、自分の入場チケットに書いてある番号に抽選で景品が当たるというものだ。景品がなかなか豪華で、iPodやらDSiやらデジカメなど、かなりの品数が多くの人数に配られた。抽選会に来ていない人もいるので繰り上げ当選などが多く、当たる確率は非常に高かった。僕の友人は何名か、CDラックやDSiや旅行券や米と味噌などを当てていたが、僕は残念ながら当たることは無かった。当選した人は壇上にのぼり、一言二言喋っていく。知り合いが当たると、やはり盛り上がってとても楽しい。自衛隊の軍服を着ている人が壇上で堂々と成人の抱負を語っていたのが印象的だった。


式が終わると地元の中学でまたイベントがある。座談会みたいなものなのだが、僕らを楽しませようとさまざまな工夫がしてあった。僕らが中三だったころの担当教師陣がほぼ全員来ていたのは驚きだった。僕の価値観にものすごく影響を与えた英語の先生が来ており、とても嬉しかったのだが、相手が顔は覚えているが名前が出てこないとのことで少し残念だった。僕は理系に進むことを決心するまで、ずっと国際ジャーナリストになりたいと思っていたのだが、この先生の影響だったことを思い出した。


中学の頃に僕がいじめていた人にもあった。一度高校のときに謝りに行ったことがあるのだがそのときはあってもらえなかったので、もう一度謝ろうとも思ったが、やめた。普通の友人として昔のことなどなにもなかったかのように会話をした。何を勉強しているかを聞くと臨床心理学だそうだ。「君にいじめられた経験を生かしてね」とは言われなかった。


いろいろな人から一緒に写真をとってくれと頼まれたが、半分は最初は名前が出てこない人ばかりだった。最初は名前が出てこないが、やはり覚えているもので、大体の人は思い出した。僕は顔は広かったけれど、本当に親しかったのは数人だったことを思い出した。翌日に一限目からテストがあったので途中で抜けて帰った。前日の夜に親と飲んだ地元福岡の地酒を貰った。新幹線で小説を読みながら帰った。