自動車学校を卒業して思ったこと

本日、自動車学校の卒業試験に合格した。予定よりも一週間以上も遅い卒業となり、実家に帰省している間に通っていた身としては学校の後期に間に合わないのではないかとかなり焦った。自動車学校はなかなか面白いところだったが、二度と行きたくはないなと思った。自動車学校で思ったことをまとめる。

お金がかかる

覚悟はしていたけど、自動車学校は学生には厳しいほどのお金がかかる。だいたい27万ほどかかり、それに補講代やらなんやらが加わる。僕の場合は全額自分で払うという約束だったので、貯金を全ておろして申し込んだ。足りない分は親に出世払いで借りた。必然的に僕の全財産は0円になるので、補講代などは親に借りる形で出してもらわなければならないのだが、これがかなり堪えた。


僕は私立に通わせてもらっているので、親にはいつも金銭的なことで説教される。それが僕は一番嫌いなので、親には絶対お金を借りないで済むように自動車学校に全力で通うことになった。しかし僕には自動車の才能がないのとプレッシャーに弱いので修了検定に3回も落ちてしまい、かなりの補講を受けるハメになって親からも相当いろいろ言われた。バイトなどで一定の貯金をためてから通うべきだったなと深刻に考えた。

時間が食われる

自動車学校に通うと思ったよりも時間をとられる。夏休みはせっかく地元に帰省しているので、思いっきり遊ぼうと思っていたのだが、ほとんどの遊びの誘いを断ることになってしまった。自動車学校のスケジュールはイレギュラーなので飛び飛びに講習が入って、一日中自動車学校で過ごすことになる日も少なくない。さらに、3日先の予定もわからない状況なので遊びの計画も立てにくい。途中で何度もやめたくなった。夏休みに自動車学校に通うのは夏休みをつぶすつもりで考えておくべきだと思う。

車の運転はおもしろい

授業は工夫がされていてとても面白かった。今まで知らなかった交通の世界が開ける感じがして、とても新鮮だった。運転の知識を得ることで歩行者や自転車通行者の立場での安全についてのスキルが上がったと思う。一度道路に出てみると、どれだけ緻密に考え尽くされて道路標識が配置されているかがわかり感心した。歩行者が飛び出してきそうな場所は必ず速度規制、小学校の前の横断歩道では道路の色を変えたり信号に工夫がしてあるなど、人々の側に立った交通規制がなされていることに気づいた。

雑感

車の免許はやはり誰でも一度はとっておくべきだと思う。車の運転が出来るようになるのはもちろんだが、それまでの過程で得られる知識は現在の車社会では必須なものだ。生涯歩行者であっても交通の知識を持つだけで事故の被害者になる確率が圧倒的に下がる。どのように世界が動いているのかも文字通りに理解が出来る。今回の免許取得は自分では節目の出来事だったと思う。


参考
どんなアホにも理解させる自動車学校の授業力がハンパない