安斎育郎先生の講義テクニックについてメモ
なんで上記のような堅苦しい内容の授業に聞き入ってしまったのか、メモがわりに思いつく限りあげておこうと思う。
- つかみは重要
みんなが知ってるテレビ番組をみせる。その後にスプーン曲げ。そのスプーン曲げから多少無理矢理でも本題につなげて行く。
このつかみが授業の肝だったなと思った。いつも私語だらけの教室でいっきに先生に注目が集まって、そのまま授業に連れて行かれてしまった。
- あとにご褒美
スプーン曲げをやったあとに「種明かしは授業の途中でしますからね」と言って授業を進めた。結局種明かしは授業の最後にしたのだが、いつも寝ている人はこの言葉だけで授業をちゃんと聞いていたんじゃないだろうか。
- 旬のキーワードを取り入れる
「羊水が腐る」「亀田兄弟」など、大学教授からはあまり聞きそうにないワードが頻繁に飛び出てたのが印象的だった。たとえ話も旬のキーワードだらけで、聞き手をひきつけていた。
- 自分がいかに凄い人物かを説明する
「世界一受けたい授業」のビデオもそうだが、配られたプリントには東大卒業から教授までの華々しい経歴が載っており、授業の冒頭で自分が世界的に評価を受けていることを話していた。それは自慢にとらえられることもあるだろうけど、聞き手に尊敬させて話を聞かせるのには有効だな、とおもった。
- 具体的な数字を使う
50000人とか400万tとか具体的に数字をつかって説明していた。理系の学生には数字をいわれた方がイメージしやすいし、論理的な印象を受けた。