大学の進路についていろいろと悩んでいる

今僕は大学の情報系学部の一回生で、二回生に進むときに学科を選ばなければならない。その学科によって情報系でも勉強する内容が変わってくる。僕がそもそも情報系の大学に進んだのは、教育に特化したSNSを作って教育の世界標準なインフラを整えたいなとか、思いついたものをすぐにそのまま動く形で作るような感じの人になりたいなとか思っていたからだ。情報系はなんとなくアイデア勝負実力勝負な世界な気がしていて、発展途上の分野で面白そうだった。そして情報系に進んだのだけど、ここに来て自分の進路でかなり悩んでいる。


僕が今どちらにしようか悩んでいる学科は二つで、情報システム学科と情報コミュニケーション学科だ。システムは所謂SEとかスーパープログラマーとかを育てようとしているような学科で、コミュニケーションは通信などを取り扱っている学科だ。上記のような技術者になりたいと思っていた僕は必然的に情報システム学科に行こうと思っていたのだが、なんとなくそれは違うような気がしてきた。まず、ウェブアプリケーションをつくりたいと思っていたとしても大学の勉強としてまでやる必要がない気がする。僕がやりたいのは研究だとかではなく何となく趣味の領域を超えていないような気がするし、例えば新しいSNSを作りたいとしても自分で一から作れるようになる必要などないと思う。考えてみれば、僕がやりたかったのは「自分の作ったものを人に使わせてみたいな」というのが根底にあり、技術が好きで勉強したいとかではないのだ。


それでなにか大学でしか勉強できないような僕が興味があることを探すと、どうも通信技術みたいだ。僕はiPhoneを持っていないのだけれども、iPhoneのようにどこでもネットができて携帯性を生かした全く新しいサービスを提供できるのはとてもわくわくするし、例えば今後店の近くにくればその店の情報や広告が自分のポータブルデバイスに受信されるような感じのもっと携帯性を生かしたサービスが出現してくれば、この業界はますます熱くなっていくと思う。SekaiCameraにもとても興奮したし、こんな未来っぽい技術を勉強したいと思った。


さらに先日AmbientDevicesという会社の存在を知った。ラジオのような無線技術をつかって、ネットの届かないような場所でも現在進行中のプロ野球のスコアが見られたり、一週間の天気が時計のように常に表示されているようなガジェットと開発販売している。こういう風なネット家電的なものに僕は憧れるようだ。ChumbyEye-Fiにもわくわくしたのを覚えている。


結局、通信技術やインターフェースを勉強したいような気がしてきた。しかし、今の今までウェブアプリをすぐに作れる人になろうと思っていたわけで、このまま進路を決めてもいいのか迷っている。システムはシステムで面白そうだし、なんというか僕の中で王道な感じで安心感があるのだ。あと3週間で決めなければならないのだが、どうしようか。