Twitterでのアイデンティティーはユーザーネームではなくアイコン

昨日のwassr祭りのときにwassrに登録したのだが、自分が今までTwitterはてなを代表するいろいろなサービスのユーザーアイコンで使っていたカエルの写真を紛失してしまい、ユーザーアイコン無しで利用していた。しかし、このサービスはアイコンを設定しないと自分の存在に気づいてもらえない仕様になっていることに気づき、数年前の記憶をたよりにflickrのCCライセンスから僕のアイコン写真をなんとかサルベージした。見つけてからすぐにアイコンを登録をしたのだが、アイコンを登録したとたんにTwitterで見覚えのある顔のユーザーから購読申請をいただいた。


Twitterではアイコンを度々変えるひとがたまにいるが、その度に「こいつだれだっけ?」と考えてしまうことがある。アイコンのでない携帯のTwitterクライアントを使っていると、Twitterでの臨場感が全く伝わってこなかったりする。はてななどの他のコミュニティではアイコンを変えようが、ユーザーネームがそのままであったら、全く違和感は無いと思う。


なぜミニブログになるとユーザーアイコンが威力を発揮するのかというと、ひとつひとつのコンテンツが小さいからだと思う。はてなのブログの場合は「このコンテンツはid:coconutsfineのコンテンツだな」とか認識することができるのに、Twitterなどの場合はその人のコンテンツは全体の一部であり、その人自体はコンテクストにぼやけてしまう。Twitterミニブログとはいうが、Twitter全体をを通してその人の発言を見なければ発言の意味が見えないので、その個々の発言をブログのように切り取ることはできないと思う。


こうして全体の中にぼやけてしまったユーザーネームの変わりに、視覚的にアイデンティティーを確保しているのがアイコンだ。アイコンはユーザー達に自分がいつも見ているコンテンツの一部を作っているものを視覚的に認識させる。ぼんやりとだが確実に脳に自分の存在を刷り込む。だから、おそらくTwitterは一文一文丁寧に読むのではなくTwitter全体を一枚の絵もしくは動画としてぼんやりと全体を眺めるのが正解であり、ほとんどのユーザーがそのように使っているのだと思う。


Twitterなどのミニブログでまだアイコンを登録していない人はすぐに登録するべきだ。