バカで体育会系の上司の取扱説明書

デスクワーク派の人間とばかり付き合ってきたおれたちは、体育会系の上司の扱い方を知らない。今までの常識で会話をするととんでもない方向に飛んでいき、精神を病むこと必至である。今日はおれの人生経験が足りないばかりに割と悪夢な感じだったので、後学のために今日の反省点と対処法を列挙しておく。

  • 絶対に口答えをしない。それがいくら間違っていても、時間のロスだと感じても、一旦は相手の言うとおりにする。そして対象に間違いを気づかせるように誘導する。対象に提言をしても聞いてもらえないばかりか、理不尽にキレられるだけであるので、結局はそれが一番の早道。
  • 女の子と仲良くしない。特に目の前で女の子と盛り上がっていたりすると確実にとばっちりがくる。
  • コミュニティ内で愚痴を言わない。どんなに信頼している相手であっても愚痴は伝わる危険性がある。その代わり、コミュニティ外での愚痴はむしろ積極的に言うべき。ストレス発散もあるし、対象を客観視してコミュニティ外で話のネタにすれば対象をピエロに昇華させることができる。
  • 一番危険なのが喧嘩をしてしまうこと。こちら側がどれだけ正しかったとしても、一度喧嘩をすると嫌われて影でずっとあることないこと言われ続ける。これは居心地がものすごく悪くなるのでなるべく避けるべき。ここまで行ってしまった場合は、コミュニティ内の信頼できる友人に積極的に愚痴るべき。
  • 理不尽にキレられたら、まず謝る。言い訳をせずに良い返事だけを心がける。対象は絶対に意見を曲げないので少しでも対象の意見にケチをつけない方が良い。
  • 相手の言っていることが180°変わっていても疑問を持たない。カラスが白いと言えばカラスは白い。
  • 自分の性格だとか一番言われたら嫌な事を把握しておく。頭に血がのぼる前に絶対に話題を変える事。彼女の話になったら彼女を馬鹿にされる可能性が大きいので要注意。おれは人よりも駄目な癖にプライドが高いことをきちんと認めておく。
  • 対象が人の陰口大会をしていても適当に合わせるだけで絶対に乗らないこと。とくに自分の味方の陰口を叩いている時にはきちんとフォローしておく。これをやるとかなり精神的に楽になる。
  • 対象の話にはきちんと合わせる。でも小粋なジョークとかひねったツッコミとかは絶対にNG。理由は馬鹿だから。とにかく少しでも我をだしたり、ひねったことを言ったりしない。自分の得意な話題が出ても絶対に食いつかず、むしろあまり知らない風を装う。


今日のバイトで上司(先輩)の扱いがものすごい上手かった友人を参考に反省をした。聞くとこのタイプの人間は普通に存在しているようで「きちんと見極めろ。バイトなんかで精神を消耗するな」と友人に言われた。就職の前にすこし人付き合いの勉強をさせてもらうことにする。