英語の冠詞「a」と「the」の違いについて

404 Blog Not Found:プログラマーでなくてもわかるaとtheの違いを読んで、定義的なaとtheの違いについて触れておこうかなと思った。


基本的に the は、「聞き手がそれを固有の物として想像できる場合」につける。つまり、学校で the station という話をしたらその学校の最寄りの駅で馴染みのある駅の話だろう。遠くに住んでいる友人と電話で話しているときに the station と言ってもどこの駅の話かわからないが、話の中で既出の駅があるのならばそれのことだ。初めて話題にのぼる単語は、聞き手がわからないので a をつける。自分の家族の話をしてるときに the cat とでてきたら、飼い猫のはなしだろう。

「我々の地球が公転している太陽」は the なしの Sun ないし the sun です。ちなみに"a sun"とは何かというと、恒星の一般名詞として使ったりもします。もっとも、a star の方がより一般的なのですが。


ここに書かれている sun や moon についてだけど、基本的に英単語としての sun というのは「恒星」という意味しかない。 moon は「衛星」という意味しかない。しかし、 the sun とすることにより、「聞き手が想像するであろう恒星」という意味になり、「太陽」という意味になる。the moon も同じで「聞き手が想像するであろう衛星」は「月」だ。


つまり、状況によっては a でも the でもどちらも使える場面がある。それが英語のややこしいところだったりする。