ニコニコ動画はもうそろそろ新しいメディアとして始動しろよ

ニコニコから消されるアニメのDVDは買うべきじゃない

ニコ動とアニメ問題なんだけど、単純にニコ動でアニメを売ればいいんじゃないのかな。
テレビの番組表みたいに毎週決まった曜日に決まったアニメをニコ動で流す。初めの一週間は無料で流す代わりに、テレビのように広告を入れる。それもイメージ広告じゃなくて、インターネットのインタラクティブ性を十分に生かした広告で、マイリストからその人の好みを識別したターゲット広告のようなものが好ましい。


そして、一週間すぎたらそのアニメを見られなくして販売する。ニコ動だけで見られるのではなく、ダウンロードみたいな感じで、iTSに似ているかも知れない。有料のアニメの方は高画質で永久保存版的な感じにして、無料で公開していた頃のコメントも一緒につける。ニコニコ市場はコンテンツとして残しておいてもいいかもしれない。大体一話につき200円くらいで提供する。
この方式でアニメを販売して行き、DVDを値下げする。DVDはニコ動と連携していて、DVDをPCで見ると、コメント入りの高画質なアニメを見ることが出来る。ニコ動での一番の売りは言うまでもなくコメントなので、コメントだけのためにニコ動対応DVDを買うマニアもいるはずだ。


この販売方法のすぐれたところは、ストリーミングに印税が発生することだ。例えば放送直後は10000回しか再生されなかったアニメでも、MADなどで流行っていくと時間差で売れることもあるだろう。放送を重ねていくうちに最初の回が売れることもあるだろう。ニコ動にストックしておけば、名作であれば永久に売れ続ける。たまに一日だけ無料の再放送とかやって、再び売れ始めるかもしれない。そして、もちろん中間搾取を根こそぎ取り除ける。ニコ動ユーザーが今後増えていけばそれに比例して、コンテンツの価値も高まっていく。


さらに言えば、ユーザーに有料で録画場所を提供しているとも考えられる。つまり、ニコ動は地上派と違い、録画という概念がないので、見逃したら買うしかないということになる。TSUTAYAで借りるのとニコ動で気軽にコメント付きで見るのではどちらを選ぶだろうか。


このようにして、映画やドラマなどTVのコンテンツもどんどんニコ動で流れるようになって、ニコ動に対応していないTVは見ないみたいな世界になるのかもしれない。