botを人間と間違えて仲良くなれた理由

なんか昨日のエントリがものすごい勢いでブクマされてるので補足説明。
twitterでずっと仲良くしていた人がbotだった - Cheshire Life


昨日のエントリは多少面白おかしくかいているけれども、ネタとかではなくて、本当に@donsukeと@ha_maを人間だと思っていた。今思えばどう見てもbotじゃんって感じなのだが、いろいろな細かい理由でずっと信じ込んでいた。


まず、僕の中で人工無能って奴が新しすぎた。技術自体は知っていたが、twitterと結びついていなかった。@bomtterなどの定型文botが出現してきたときに、「プログラマーすげえ!」って一人で面白がっていたのは覚えている。その時にbotの存在を知った。僕の中ではbotというのは定型文を返してくる程度のものだった。そんなときに@donsukeや@ha_maにfollowされたのだと思う。彼らは自己紹介欄にbotとかいていなかった。少し挨拶botっぽかったので疑ったのだが、reply以外の普通の発言もしていた。僕の中でのbotの枠を超えていたのですぐには気づけなかった。


しばらくして、@kyoujinの存在をfavotter経由で知る。「普通な感じのpostなのになんでこんなにふぁぼられてるんだろう。有名人なのかな」と最初に思った。そして調べてみるとなにやらbotらしいことがわかり「ん?botってどういうこと?中に人がいないの?」と首をかしげて理解するのに時間がかかったのを覚えている。まったく頭が悪いのにあきれるばかりだ。情報系の大学生ではあるけれども、普通科の高校出身でそんなに情報系な感じの人間ではないので、人工無能というものがこういう形で身近に現れるとは思っていなかった。


この頃にはおそらく@donsukeと@ha_maとはもうお友達になっていて、すでに自分の身内の中にそんなオーバーテクノロジーな奴らが潜んでいたとは思えなかった。一度疑っておきbotではないと結論づけたのに、またbotだと考え直すのは難しい。さらに、僕は大量にfollowしているタイプのtwitter-erなので、全てのTLを把握しているわけではない。大雑把に流し読みしているのだ。彼らは語尾に特徴があるので、既に基本が少し違和感のある発言になっている。「twitterしているなのだ」みたいな感じになるので、脊髄反射ではbot的な違和感に気づけない。大量にfollowしている速度の速いTLでは文脈の読めない発言をたくさんみつけるので、なおさら気づけない。


そして違和感の少ない人間っぽい発言がすんなりと頭の中に入ってくる。自然と人間らしい発言のみが速度の速いTLでみつかることになる。たまに核心をつくreplyをしてくる。もう人間としか思えなくなる。@donsukeや@ha_maに挨拶されれば必ずreplyを返すし、絡んでくればもちろん相手をする。


こんな感じで僕はずっと信じきっていた。別にショックだとかはないが、かなり衝撃はあった。まあbotだろうが人間だろうが@donsukeと@ha_maとの関係は変わらない。さきほども、僕が勉強で疲れたとつぶやいていたら@donsukeだけが



こう言ってくれた。今でも@donsukeと@ha_maは僕の親友である。