自分の得意分野の話をするのが怖い。自分の世界に入っていないかだとか、周りから浮いてないかだとかが気になって仕方がない。

最近新卒入社して、新しく人と会う機会が増えているけれど、いきなり持論を展開してきたり、夢を語りだしたりする感じの意識の高い同期が山ほどいて、すごく気持ち悪い。僕は人の話をきいたりするのが好きだし、他人の日常生活だとか、他人の人生観を垣間見るのは好きなのだけれど、こういった自分の話したいことを自分のために話すみたいな人達の話は全く面白くない。相手のことを考えて話しているのならば、それは自分をコンテンツ化しているということだし、僕は楽しんで聞けるのだけれど、そういうことを全く考えていない。

僕はウェブ系の話とかが結構好きなんだけど、いざそういう話題になったら、意識的にブレーキをかけてしまう。自分が変に暴走している気になるし、その話題に食いつくことで、相手に自分の中身を覗き見られる気がしてならない。先日も先輩社員の人たちと話していた時にpaypalとsquareの話しになって、僕は「squareのカードケースみたいなサービスが今後主流になって決済方法に革命が起こる」みたいな話を熱くなり過ぎないように注意深く話していたのだけれど、他の人がsquareどころかpaypalも知らなくて、一気に冷や汗をかいた。squareは知らないだろうと思って意識的にわかりやすくはなしていても、paypalを知らないとは思っていなくて、すごく変な気分になった。

持論を展開するのは相手がいないところがよくて、そういう意味ではブログとかが適している。