ファッションのスナップサイトとECの親和性について

ファッションxITな人たちが夜中に語っていたので勝手にまとめ


これを読んでいて少し考えたことをなぐり書きしておきたいのだけど、このtogetterに書かれていることにはかなり同意なのだが、それでもファッションスナップの投稿サイトとECというのは親和性が高いと考えている。このtogetterでは、ファッションスナップサイトを見ている人というのは服を買いたくて見ているわけではないから親和性が低いんだよって感じのことが一部に書かれていて、それはスナップサイトがECを載っけた場合の話だ。ECサイトがファッションスナップの投稿サイトを載っけた場合は話が全く違ってくる。


なぜならECサイトを訪れるユーザーは購入意欲があるからだ。ファッションスナップ写真に写っているアイテムをECサイトの商品と紐付けておく。そして、その写真は商品ページにも表示されるようにする。ECの商品というのは、その商品の情報量が多ければ多いほど売れるというのは基本であり、ユーザーが実際に使っている写真がそのページに現れるというのは、かなり強力なコンテンツとなる。ファッションというのは文脈性の高いものであるため、商品が具体的に使用されている写真を見ればユーザーはその商品が自分の文脈で理解できるため、購入意欲がわくだろう。また、他の関連商品とのリコメンドもより具体的に強力にすることができる。


ファッションスナップサイトをECと結びつけることができれば、ユーザーの投稿モチベーションはアフィリエイトやポイントシステムを使うことによって維持できるため、サイトにはコンテンツがまわり、コンテンツがまわってくるとEC目的でないユーザーも増えてきて、そこで承認欲求を満たすような仕組みを使って本来のファッションスナップサイトとして回すことができると思う。


写真というのは現実のものごとの文脈をデジタル化するのに非常に役に立ち、文脈性の高い物事をサービスにつかいたいときには写真を使うべきだと考えている。例えば上記のサービスはインテリアサイトにも応用できる。人々の写真にタグ付をさせれば、その人々が接点を持っているということをシステムに理解させることができる。facebookがやっていることだ。ファッションスナップ投稿サイトというのは、文脈性の高い「ファッション」というものをデジタル化し、それの具体例を大量に生産しているサイトである。僕はECとはとても相性が良いと考えている。