ユニクロは荷物やコートを預けるロッカーを設置するべき

大学生が行く服屋っていったら、8割がユニクロで、残りの2割がしまむらだと思うんだけど、大学生なおれたちがユニクロに行ったときにいつもいつも思うことがある。まあユニクロじゃなくても服屋だったらどこでも良いのだけれど、システマチックに接客ノウハウを蓄積していってそうなのがユニクロしか思い浮かばないので、ユニクロで話を続ける。なぜユニクロは荷物やコートを預けるロッカーを設置しないのか。


イマドキ服を買おうなんて思えばいくらでもネットで買えるわけで、それでもおれたちが足繁く服屋に通う理由は実物を見たいからだ。実際のサイズとか色とかが自分のイメージやファッションと合うかどうかをみたいから服屋に通う。それなのに、服屋に行くとバッグやらコートやらが邪魔で、なかなか合わせられない。特に冬場にインナーを買おうとしても、どれがジャストサイズなのか、もこもこしたコートの上からではわからない。いちいちコートを脱いで服を合わせて鏡で見てなんてやっていられない。


そこでロッカーを設置するべきだと思う。ロッカーさえあれば、荷物もコートも預けて身軽に買い物に集中できる。リュックさえ預けてしまえば、通路も通りやすくなるだろうし、顧客が動きやすくなれば店内での行動範囲も広がって商品との接触回数も上がる。何よりも、服屋への滞在時間が増えるだろうし、所謂ユーザーエクスペリエンスもあがるとおもう。確実に売上に貢献すると思うのだけれど、何故やらないのか。


これは服屋だけでなくて、ある程度ゆっくりさせるための空間を提供しているところにはだいたい当てはまると思う。回転率を上げたい飲食店は別だろうが、カフェだとか家具屋だとかだ。ロッカーを設置するだけで売上が上がる可能性があるのなら試してみる価値はあると思うのだけれど、どうだろうか。