ニコニコ動画の時報枠のウザさを逆に利用すれば黒字化も夢じゃない

はてなブックマーク > 第21回【同期性考察編(2)】ニコニコ動画の「時報」はウザイ。しかし、強力である。
このブクマコメントに

id:Vr6ubqg 時報枠を買い取って時報を流さないようにして「XX社が時報枠を買い取ったためニコ割は無くなりました」みたいな広告手法はダメなのかな、とか考えたことがある。

こんなコメントがあった。


これは凄い。まさにコロンブスの卵。
つまり、どんどんウザい時報を流して、ユーザーに時報のウザさを認識させる。そしてスポンサーとなってくれた企業に時報枠を買い取ってもらい、時報を流させないようにする。その際に、ニュース速報のようにウザくない程度に画面の上にでも「XX社が時報枠を買い取ったためニコ割は無くなりました」というテロップを入れる。そして重要なのが、そのときに動画を止めないことだ。
企業を邪魔者にするのではなく、ヒーローに仕立て上げる。


後はヒーローを認識させるために工夫を凝らす必要があるだろう。例えば、画面上の広告バナーに買い取った時報の時間帯(一時間)その企業が買い取った旨を知らせる広告をだす。
さらに時報を買い取ったことを知らせるテロップが流れてから15秒間ぐらい「スーパースポンサータイム」にして、「XX社GJボタン」のようなものを用意して、そのボタンをGJと思ったユーザーが押す。それをリアルタイムで数値化して上のバナーに表示させ、15秒たった後にその数値の大きさに比例した大きさの「XX社GJ」の文字が動画上に流れるようにする。これは、非同期型サービスの中に同期型の広告をだすため、広告に関しては同期型のコミュニケーションシステムが必要となるためだ。


ニコ動のユーザーはネットのコアなユーザーだ。その中でヒーローになるということはとても大きな価値がある。その広告を見たニコ動ユーザーだけではなく、ネット全体でのヒーローになれる可能性を秘めている。まさに「毎日10万人から20万人が同時に視聴するネット上でもっとも印象的な広告枠」となるだろう。


このようにして、ニコ動らしい広告を出していけば広告主は集まるのではないのだろうか。しかも、時報がウザくなくなるので24時間1時間ごとに広告を出せる。時間帯で価格も違うだろうが、お手軽にネットでヒーローになれるならば価格も高騰すると思う。うまくやれば黒字化も容易いのではないだろうか。


【参考】
http://wiredvision.jp/blog/hamano/200711/200711221100.html